……誰のせいよ。
あたしをベッドに寝かせ、悠樹はそっと自分のおでことあたしのおでこをくっつけた。
ち、近い……!
キスするみたいじゃん!!
別にしたいわけじゃないけど!
……って何考えてんの!?
恥ずかしいけど彼を見ていたい……。
彼をこっそり見ていると彼の閉じていた目が開き、パチッと目が合った。
あたしはバッと目を逸らし、彼も顔を上げた。
「やっぱ熱上がってんな……」
あんなことされたら……。
誰でも上がるって……。
あたしは懲りずにまたこっそり彼を見た。
悠樹も赤くなってる。
なんだか可愛く見えた。
男に可愛いなんて思っちゃいけないけど……。
今の彼にはぴったりだ。
あたしは恥ずかしさと裏腹に罪悪感を感じた。

