『……ゴホゴホ……』
最悪……。
完全に風邪引いた……。
「じゃあたし学校行ってくるね。あたしが帰るまで安静にしてるんだよ?」
心配そうに言う麻理菜。
『分かってるよ。ほら……早く行かないと遅刻するよ……ゴホゴホ……』
ベッドに横になるあたし。
「本当に大丈夫?あたしも休もうか?」
心配しすぎなんだから……。
『ちゃんとノート書いてきな?あたしも写したいし』
「じゃ心奈のために仕方ないから行ってくるよ。なんかあったらメールしてね!」
『分かった。気をつけつてねー』
「行ってきまーす!!」
―……バタン。
やっと行ったか。
まぁ良くなった方。
昔は全然聞かなかったもんな……。