「えっとー……」
ﾋﾟﾗﾋﾟﾗとページがめくれる中、出題場所を探す麻理菜。
「……あっ、ここ!!」
そのページを開きテーブルに置いた。
あー……。
懐かしい問題だな。
『ここは公式を使うんだ……』
「ウムウム」と頷きながら解いてく。
『……だからこの問題は答えがこうなるんだ』
教科書にﾄﾝﾄﾝと指を指していった。
ん？
『麻理菜？』
持ったペンが止まったままだった。
あれ？
分かりづらかったのか……？
『麻理菜？聞いてるか？』
「は、はいっ!?」
なんか顔赤くねーか？
『分かりづらかったか？』
そう尋ねるとハッとした様子で俺を見た。
「あっ、ちち違います!!なんか先輩が……先生だったらモテるんだろうなぁ……って……/////」
