まぁいいや。



『ほら、さっさと開け』


「へっ?」



彼女は目を丸くした。



『早く終わらせたいだろ?』



「えっ、教えてくれるんですか!?」



ぱぁと一気に明るくなる彼女。



コイツ犬みてーだな。



『……ぷっ』



俺は思わず吹き出してしまった。



「えっ、何ですか!?」



麻理菜は驚いた表情でロオロオしていた。



『いや、なんでもない……!』



?を浮きそうな顔をした。



『……で、どこだ?』