「バーカ!
なにがあったか知らねーけど、俺みさきが思っってる以上に俺みさきに夢中だから。

なにが不安?俺はみさきが他の奴と喋ってるのも妬けちゃうけど、俺はみさきを信じてるからみさきも信じてよ。な?」


“みさきを信じてる”



「うん。大好きだよ!佐田くん!」


「俺も!」




何度目かわからないキスを2人で抱きしめてした秋の真っ赤な夕日がさしてくる10月の始め。




「あっ!みさき!そろそろ本気で俺を下の名前で呼んでよ!」


「へっ!」



「はやくはやく!!」



恥ずかしいけど…



「大好きだよ!純くん!!」





誰にも譲れない恋をした。


真っ赤になった佐田くんのほっぺたは秋の真っ赤な夕日のせいにしてあげる。




大好きな人をずっと想う気持ちは永遠に。


あたしが“大好き”と言って佐田くんが真っ赤になった日の10月16日…7ヶ月記念日のこと。





         〖END〗