「5時間目自習だってさ! やったな!って…暮橋おまえ大丈夫か?」 「へぇっ?」 3人で話していた扇風機の前に佐田くんがやって来て、あたしを見るなり心配してくれた。 「暮橋顔真っ赤だし顔色悪くね? 保健室行くか?」 そう言った佐田くんは自分の右手をあたしの額に乗せてもう片方の左手を佐田くん自身の額に乗せた。 「あっっつ。やべーよ。 ほらっ!暮橋!行くぞ!」 夏だもの。 暑いに決まってるよ。 でも…何か朝から身体がふわふわするなぁ…