半ば無理矢理決められたけど……
「本当だったとは…」
「当たり前でしょ!茉莉のためなんだから
ファイトよ、ファイト!じゃあ引っ越しセンターの人に続いて外にでよーう!」
何でこんなにお母さん、
テンション高いんですか。
「アパートはあそこで、右側の部屋よぉ☆
お隣は大家さんだからねっ!」
ニコニコしながら左の方向に指をさした。
家から50mほど歩いたところの
一階建ての少し古びたアパート方に、
引っ越しセンターの人が段ボールを運んでいった。
「え、ちかっ!!」
「あ、それとね!そのアパートの横の家にも
引っ越してくる学生の男の子がいるのよ☆
その子たちに茉莉のこと頼んでおいたから
仲良くしてもらいなさいね!」
はいぃ…?

