「これはまさかの展開だったなー!」
いつの間にかけいちゃんもいて、中原君に
「このやろー」とちょっかいを出している。
「怪しいと思ってたのよねー、全く!」
そんな中、なぜか比奈乃はぷんぷんしている。
「ごめんね、好きなの黙ってて…」
「そうよ!あたしだって協力したのにぃー…」
「比奈乃が落ち込むことないでしょー」
優しい子なんだけど、
この子に好きな人言ったら
すーぐみんなにバレちゃうからね……
「「とにかく、おめでとうっ!」」
「王子様方、ありがとうございますっ」
「「いえいえ、それほどでも~」」
いやいや、
何であなた達が照れてるのっ!
ってなんで私、1人でつっこんでるの!
すると、アナウンスがかかった。
『3コース 汐谷 春馬』
「あ、春馬の番だよ!」
私が声をかけ、みんなでまた見始めた。

