「私もね、人手が足りないから
復帰してくれって頼まれちゃったの。

そうなると、茉莉にも迷惑かけちゃうから、
茉莉が1人暮らしをして
これから自立できたらって思ったの」


お母さんは看護婦として
優秀だったから、今でもたまに
お手伝いには行っていた。



「2人共、大変なんだね…」

「とにかく来週までにはアパート見つけておくからな!しっかり頑張りなさい」


と、お父さん。


「寂しいとは思うけど、茉莉なら大丈夫よ!」


と、お母さん。



そして2人が
『頑張れ!』と笑顔を見せた。




いやいやいや………

展開早くない!?



「家のことは私出来るし、1人暮らししなくても…」

「それはお母さんがするから、茉莉は1人暮らししなさい!」

「は、はい……」





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