「それよりなんでここに?」
「校長先生にさ、先輩からの激励の言葉を
体育祭のときにしてほしいって呼び出されてね」
なるほど。
さすがNo.1王子だなー。
「そのついでと、せっかくの俺の手作り弁当
忘れてったから持ってきた!」
「あー忘れてたっ!ありがとう!」
お礼を言うと、
良憂ちゃんはそのまま校長室へ向かった。
「誰あの人」
「僕を助けてくれた人」
「え、何、山本も知り合いなの?」
いつの間にか帰ってきていた
けいちゃんと山本君。
「かっこいいよねー。背が高くて頭良くて女の子にも優しくてさ!
あんたと大違いね」
「な、なんだよそれ、ひっでーなぁ。
俺だって結構いい男なんだぞー」
けいちゃんもちょっと落ち込んでいる様子。
ほんとわかりやすい。
みんな、恋してるんだなぁ。
私は、いつ恋ができるのかな。

