すると、比奈乃が突然
窓の外に指を指した。
「あっ、ちょっとみてみて!」
「ん?あの人、
私たちのクラスの山本君じゃん。
何してるんだろ」
同じクラスの山本 俊(ヤマモト シュン) 君。
比較的おとなしく、
家もそこまで裕福ではないので
家族を支えるためにバイトをしているらしい。
そんな山本君をよく見ると、
チャラい男の子2人に
どこかに連れて行かれそうになっている。
「ちょっとやばそうね。
あたしが行ってくるわ!
うるさい両親に無理矢理習わされた
空手が必要になるなんてね!」
「いやいやいや!?
てか空手やってたの!?
それより危ないって!!!」
私の言うことを聞かずに
店を出て行ってしまった。
私はお店の人にお金を払ってから
すぐに外にでた。

