「何なにー?」

そういうと
一枚の紙を見せられた。


「No.1王子?」

「あれ、忘れたの?
じゃあ説明してあげよーう!」


いやいや、
私知らないんだけど…

と思いつつ、
比奈乃が嬉しそうなので話を聞いていた。



私の学校は、高校から大学まであるんだけど
それぞれの学年ごとの
入学した時の成績No.1に
男の子なら王子、
女の子なら王女に認定されるという。


「あーそんなのがあったんだ!」


と言うとまた比奈乃が話し出した。