部屋に入ると私はソファに降ろされた。

外の廊下では
みんなの騒ぐ声が聞こえる。


『あいつらうるせーなー』
とだるそうに言って
私の隣に座った。




「もー。
みんなの前で
春馬があんなことするからじゃん…」

「これからこーゆーことばっかになる。
そんぐらい慣れろ」

「慣れろって、
そんなの困るよ…」




一体、なぜこの恋愛ゲームを始めるのか。

バレてはいけない人物が誰なのか。

いつまで続くのか。



そんなことを考えながら
小さくため息をついた。