宏斗くんが声を震わせながら言った
その言葉を、今の私には信用できなかった。
「そんな嘘いいから。みんなには近づかない。だからもう、私にも近づかないで」
そう冷たく吐き捨て、家を飛び出した。
そして、自分の家に駆け込んだ。
玄関に座り込み、声を出して泣いた。
___みんなが私にすごく優しくしてくれるのはやっぱり、
“恋愛ゲーム” だからなんだろうな。
私が気づいてないだけで、
本当は5人に惹かれているみたい。
“これ以上、5人が実験台にまた戻ってしまうのは、私は嫌なの!
だから私が大東 悟に直接、文句言ってやるまでは、5人から離れるわけにはいかない!!”
そんなこと九条先輩に言っておいて、
結局逃げてるのは、私だね。
ごめんね、もう、
みんなとは関わらないから。

