「九条先輩の言ってた通りだね。
みんな、最低だよ。私を利用しただけだったんだ…」
「茉莉、それは違うよ。
みんな本気で、茉莉の事、好きだよ」
俯きながら呟くと、
隆人が悲しそうな声でそう言う。
「いいの、別に。みんなも無理矢理
実験台にされてたんだもんね。
だからって、同じように、
私を実験に使うなんて…」
「なんで、実験台のこと知ってるんだよ。九条か!?」
「春馬落ち着けって!」
春馬が取り乱した様子で
私に大声で問いかけた。
それを宏斗くんがとめ、私に聞いてきた。
「九条くんに言われたの?」
私が頷くと、宏斗くんが教えてくれた。
「自分の生物実験のためだけに
俺たちが利用されていたのは本当だよ。
だけど、茉莉を利用しようなんて、そんなつもりは…」

