「あ、茉莉!今日は遅かったけど、どした?」
5人の家に上がり、リビングへ向かうと
宏斗くんが心配そうに私の元へ近づいてきた。
「うん、ちょっと寄り道してた。
それよりね、九条先輩に、色々話を聞いてきたから伝えに来たの」
「え、聞いたの!?
今みんな部屋だから、呼んでくる!」
急いでみんなの名前を呼びながら、
宏斗くんが二階へ上がっていく音が聞こえる。
そして、すぐに5人がリビングに集まった。
「で、どうだった?」
良憂ちゃんが真剣な表情で
問いかける。
「やっぱりあの記事を流したのは、九条先輩だった」
「ちっ、あいつ調子乗りやがって」
舌打ちをし、イライラした様子の春馬。
「あんなことして、どうしたいんだろ」
「ライバルの俺を恨んでんだよ。
俺にNo.1王子の座を奪われたこと。
だから俺らを突き落としたいんだろ」
隆人がぼそっと言った言葉にすぐ春馬は反応し、荒々しい声でそう言う。

