「先輩はどうして、5人のことをそんなに知っているんですか?」
「そんなの、情報屋だからに決まってんだろ。色んな人のヒミツ、知るのっておもしろいんだよ〜」
また少し微笑を浮かべ、私に言った。
「人には、知られたくないこともあるんですよ」
「そんなヒミツ持ってる方がバカなんだよ。
とにかく、大東 悟に何かされる前に、あの5人から離れろ」
「でもこれ以上、5人が実験台にまた戻ってしまうのは、私は嫌なの!
だから私が大東 悟に直接、文句言ってやるまでは、5人から離れるわけにはいかない!!」
私がそう言い切ると、呆れた様子で
九条先輩は言い返してきた。
「茉莉ちゃん、さっきも言ったけど、
君があいつらに利用されてるだけ。
あいつらの勝手な実験にね。
それに、あの人には勝てないよ」
なんで、そんなことがわかるの?
「そんな…そんなことない!!」
声を張り上げて言い返すと、
睨みつけてくる九城先輩。
「心配してあげてるのに、君は可哀想だね。
どうなっても知らないから。
あ、そうそう、あの記事、俺が流したから。じゃあね」
最後にそう言い放って、
九城先輩は屋上を後にした。

