私は、屋上に連れてこられた。
「ここで寝るの、気持ちいいんだー」
「そ、そうなんですか…」
九城先輩と2人きりという状況に
戸惑っている。
でも、さっきの笑顔はとても優しい表情で
高校一の不良とは思えなかった。
「あの、春馬とは、どのような関係で…?」
「あー、ただのクラスメイトだよ」
そういう関係かぁ。
ちょっと、仲悪そうだったけど…
「まぁあいつとは、昔色々あったけどな」
「え?」
突然話し出した九城先輩。
昔って、どういうこと?
「昔から、知り合いなんですか?」
「まぁそれはあいつに聞いてみ。
とりあえず、俺は茉莉ちゃんに警告にきた」
さっきから話が飛びすぎて、
どうなってるのかわからない。
「あのー…警告って?」
小さな声で問いかけると、
九城先輩が先程の笑顔とは裏腹に
急に真剣な表情で言った。
「これ以上あいつらNo.1王子に近づくな」

