「その手を離せ!!」 春馬は怖い顔をして、 九城先輩を睨みつけている。 「春馬には関係ねぇ」 「とにかく、茉莉が嫌がってんだろ」 「君、茉莉って名前なんだー!」 春馬の言葉にさらっと返して、 九城先輩は私を見た。 咄嗟にはいっと返答すると、 また笑いかけてくれて、 私の手を掴んだまま走り出した。 「よし、茉莉ちゃん行こ!」 「え、もうすぐ授業がぁあ!!」 「「「茉莉ー!!!」」」 その場にいた3人と比奈乃と若菜たちの 私の名前を叫ぶ声と私の声が響いていた。