みんな椅子に座って、
良憂ちゃんが話し出してくれた。
「この手紙の差出人は、俺たちの先生。
知ってるだろ?アメリカで活躍してる
大東 悟(ダイトウ サトル)。生物の成長とか
そういう生物学的なことの研究してる人」
「あ、聞いたことあるかも」
「その人が、俺らの5人のために
勉強が出来るよう教育してくれてた。
まぁ基本的にこの人はアメリカで色々やっててて、周りの学者が家庭教師として付いてくれてた感じだけどな」
だからみんな、こんなに頭が良いのか…
「だけど、結構監視とかされて、縛られてた。だから、智哉が高校生になったら
俺たちだけで暮らせるようにしてくれって
それぞれ親に頼んでたんだ。だから今こうやって暮らしてるんだ」
「みんな、大変だったんだね…」
こういう話を聞くと、
私まで心が痛くなっちゃうな…
すると今度は、
春馬が勢いよく立ち上がって話し出した。

