喫茶店での話のせいか、話題が出てこない。
何を話そうか考えていると、
私の顔をのぞき込んでニコッと笑い、
ポケットから小さな箱を取り出した。
「さっきは、変な話してごめんね?
はい、プレゼントっ!開けてみて!」
その箱を開けると、
私に似合うと言っていた
ネックレスが入っていた。
「え?いつの間に買ったの!?」
「教えなーいっ」
「宏斗くん、わざわざありがとーっ!」
そう私が言うと、
そっと顔を近づけてきた。
ーーーーーちゅっ
「今日楽しませてやったから、
茉莉の唇いただきました!」
「何その上から目線ーっ、もー!」
私がそう言い、ポカポカと胸をたたいた。
ごめんごめん、と笑いながら宏斗くんは
ぎゅっと私を抱きしめた。

