机の下で、この前交換した絋君宛のメアドを開き、 ―――――――――― この時間が終わったら私のクラスに来てください ―――――――――― と打ち、送信した。 その間にも、樹くんは私の目の前にいた。 「ぃや……っ」 皆の声で私の声は消えていったけど、樹くんには聞こえていたのか。 なんで、そんな顔するの? 顔を歪め、今にも泣きそうな、そんな顔。