通学恋愛

たしか、走るのも得「渚!」


「へっ!?あ、あずさ?」


「なにさっきからボーッとしてんのー?」


「いや、なんでも…」


「ホラ、佐久間が手振ってるよー??」


視線を移すと、

たくさんの友だちに肩を組まれながら、駿太がこっちに手を振っていた。


もう、つき合ってることバレちゃうじゃん…。


仕方なく、駿太にそっと手を振る。