通学恋愛

だけど、すぐに柱の影があたし達にかかって、駿太がよく見えなくなった。



「証拠が欲しい」


あたしの顔を捕まえたまま、駿太は言った。


「えっ、証拠って、どーしたら…」


あたふたするあたしに、駿太はにっこり。


「平井渚は、佐久間駿太がすきですってゆー証拠」



えぇぇ、それは、つまり……??




「ちゅーぷりーず」