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「…いた、駿太」


夕暮れのオレンジ色に校舎が飲み込まれ始める頃、


あたしは、駿太を探し出した。



忘れもしない、この場所。



会議室のそばの、柱の後ろ。



…で、駿太はしゃがんで、カラコンを取っていた。


駿太に初めて助けてもらって、告白された場所。


あたしに気付いた駿太は、一瞬ムッとする。