肩の上で切りそろえられた白い髪 セツナとにた感覚を覚えるのは 頭に生えた耳やつややかな尻尾 妖しならではの雰囲気からだろう 怪しげにほほ笑むその目は 薄い紫だ 椅子から立ち上がり 私の前までくる 「待っていたよ美夜さん」 どこか聞き覚えのある声 すらりと高い身長や 整った顔立ちより少し幼く感じる