・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 私が彼のことを知ったのは、大学のした見に行った時だった。 理科の授業でも生物が得意だったから、生物科に入るのは必然的。 そこで、私は雪村さんを見かけた。 一目惚れと言ってもいい。 それくらいに彼は魅力的で、いつも涼しい顔だけど、どことなく寂しそうだった。 すごく単純で浅ましい想いで、私はあの人と同じ大学に入り、同じ学科に所属した。 私は彼に夢中だった。