雨音が船体を叩く音で、昴は目覚めた。 珍しく夢は見なくてそのおかげか頭痛もしない。 スマフォを取り出して時間を確認する。 一日半寝ていたらしく、時刻は昼過ぎの2時だった。 隣を見やると、水谷の姿はまだない。 ベットから抜け出したあとがあるから、一時は部屋に帰ってきたのだろう。 それから熟睡してる昴を残してまた出ていった。と。