*あとがき*


はじめに、この作品を最後まで読んで下さって、ありがとうございました!

初めは300ページ程度のお話に出来たら……と、思っていたのですが、気付けば500ページを超える長編になっていました。(汗)



この『恋を知らない人魚姫。』は、『ちっちゃな彼女。』の苺とメグの友情ストーリーが元となっています。

それより少し内容を深くして、あたしなりに“恋と友情”というものを考えてみました。

これは、『ちっちゃな彼女。』の中でも書いたことがあるんですが、女の子同士の友情って、恋に少し似ているところがあると思うんです。

何をするにもいつも一緒にいるし、「大好き」とかって言葉を、簡単に口にする。


海憂までとは言わないけど、親友が他の友達と仲良くしてるのを見て、嫉妬しちゃったり、恋と似た感情を友達に抱いたことがある方も、少なくないんじゃないか……って。

でも、それは恋じゃなくて。

そんな気持ちの変化とか、本当の恋をしていく過程とか、出来るだけリアルに感じ取ってもらえるように、ゆっくりと書いた……つもりです。