何度もちゃんと生きないといけないと感じる程に、響聖は命を使って鈴菜の心臓を守ってくれた。



一瞬一瞬が宝物のような時間だった。


愛している人が目の前にいる。


そして、微笑みかけてくれている。


言葉に出来ない、今まで経験したことのない柔らかい気持ちに包まれていた。