それから数日間、響聖の容態は予断を許さず一進一退を繰り返した。 それは、私の心の弱さとの戦いでもあった。 苦しそうな響聖の姿を見ているのは、本当に辛かった。 あんなに信じようと誓ったのに、無理なんじゃないかと思ってしまう。 何回も生と死の硲(はざま)を行き来していた。 夜中でも昼間でも急変し、数え切れないほど何度も何度も医者が緊急で処置をし、その度に目を背けたくなった。 もういいよ、って言ってしまいそうになる。