生まれて初めての、気持ちのこもったキス。


響聖の気持ちを、このキスを忘れることなんて一生できない。


私への思いが生きた証と言うなら、私は…、
私は、どんなに辛くてもこの瞬間のことを命に刻み付けなければいけない。


どれ位の時間、そうして触れ合っていたかわからない。

二人の間だけ時間が止まっていた気がする。


だけど、突然終わりを迎えた。