「病院は鈴菜ちゃんと同じところだよ。
あそこはプライバシーが守られるからね。

蘭、もし今すぐ行きたいと思っているなら、行きなさい。和馬くんも加奈子ちゃんも喜んで送り出してくれるよ。
そういう子たちなのは、もう知っているだろう?」


「はい、そうさせてもらいます。2人に挨拶してきます。
山村さん、本当にありがとうございます。」


会場を後にし、タクシーに飛び乗った。


何かに急かされるように、今、そうしなきゃいけない気がして・・・・。