「でも、聖のお見舞いには行ってやってくれるか?
今日の仕事を終えたら、入院することになっていたんだ。

もともと大きい仕事をした後は、しばらく病院で療養のため入院するというパターンだったんだが、蘭も聞いたかもしれないが、聖の心臓はもうあまり元気ではないんだよ。」

辛そうな顔の山村さん。


「はい、行かせてもらいたいと思っています。どこの病院ですか?」

本当は今すぐにでも駆けつけたい。


感情が暴走してしまいそうな自分を、なんとか我慢する。