そんな日に限って、嫌なことは続く。


開店早々、藤川が来た。


えらく上機嫌だ。


「蘭、会いたかったよ。」

と席についたとたん、手を握ってきた。

ハハハ・・・・・死ね。


しばらく来てなかったから、ついに諦めてくれたかと思っていたら、単に仕事のせいだったらしい。