細々と事務の仕事をしながら生きていた。


でもそれは苦痛ではなかった。


私の唯一の心のより所は、妹の鈴菜だったから。


鈴菜が笑顔でいてくれたらそれでよかった。


この頃はまだ、人間らしい思いやりのようなものがあったな。