なんだか申し訳ないという気持ちになる。


「だから、『呪い』が解けなかったら……皆マジで殺されるよ?」


あ、私の様子を見に来てくれたわけじゃないんだ。


そりゃそうだよね……カラダを集めて、それが原因で死んだのなら、恨みに思うだろうから。


「でもさ、私は美雪には感謝してるよ。武司といつも一緒だから女子の友達いなかったからさ……留美子みたいにギャーギャー怒らないし、普通に接してくれたのは美雪が初めてだったから、うれしかったよ」


そんな風に思ってくれていたんだ……。


私は結子のしゃべり方にイラついたりしてたのに。


その後は、何気ない雑談をして、私達は時間を潰した。













一限目が終わり、次に来たのは留美子。


休み時間の間に結子と交代した留美子は、うれしそうに私に近づく。


「美雪ーっ!!久し振りだねぇっ!!」


皆の前では抑えていたのだろう。


私を見るなり、ギュッと抱き締められて少し痛い。


久し振りって言っても、私は全然そんな感覚はないんだけど。