生産棟の三階に着き、私達は廊下に出ずに校内放送が流れるまで待っていた。
そんな中で尋ねられた留美子の言葉に、私は首を横に振る。
「大丈夫だよ。袴田がやってる事が正しいとは思わないから。でも、真冬が死んで……生きていてほしいって気持ちだけは分かるかな」
「結局、『呪い』を解かないと分からないんだよね……でも、その方法を早く見つけないと、高広がカラダを全部見つけちゃうよ?」
それは分かってる。
だけど「カラダ探し」の目的はカラダを集める事だから、私達の理由がどうあれ、一番純粋にそれを実行しているのが高広なのだ。
「それまでにどうにかしないとね……どうしたら美子を美紀から解放できるかな……」
「うーん……ん?そう言えばさ、美子を解放したらどうなるの?美紀の『呪い』を解く事ばかり考えてたけどさ」
「それは……どうなるんだろ?でも、『カラダ探し』が美紀の『呪い』なら、美紀さえどうにかすれば良いんじゃない?」
美子は美紀に対して憎しみを持っていたようだから、美紀さえどうにかすれば、なんとかなりそうな気がする。
不確定要素ばかり……確実に分かっている事は何もないのだ。
そんな中で尋ねられた留美子の言葉に、私は首を横に振る。
「大丈夫だよ。袴田がやってる事が正しいとは思わないから。でも、真冬が死んで……生きていてほしいって気持ちだけは分かるかな」
「結局、『呪い』を解かないと分からないんだよね……でも、その方法を早く見つけないと、高広がカラダを全部見つけちゃうよ?」
それは分かってる。
だけど「カラダ探し」の目的はカラダを集める事だから、私達の理由がどうあれ、一番純粋にそれを実行しているのが高広なのだ。
「それまでにどうにかしないとね……どうしたら美子を美紀から解放できるかな……」
「うーん……ん?そう言えばさ、美子を解放したらどうなるの?美紀の『呪い』を解く事ばかり考えてたけどさ」
「それは……どうなるんだろ?でも、『カラダ探し』が美紀の『呪い』なら、美紀さえどうにかすれば良いんじゃない?」
美子は美紀に対して憎しみを持っていたようだから、美紀さえどうにかすれば、なんとかなりそうな気がする。
不確定要素ばかり……確実に分かっている事は何もないのだ。



