高広が明日香を助けたいと思う気持ちは止められないし、袴田の自分の力ではどうしようもないという、もどかしい気持ちが高広に向いているのだと思う。
「ふたりとも、無事だったみてぇだな。武司に殺されてなくて安心したぜ」
私達を心配してくれての言葉だろうけど……高広のその言葉は、今の私には素直に受け止められない。
「高広、テメェ……人を殺人鬼みてぇに言うんじゃねぇよ!!テメェだけは……許せねぇ!」
「あぁ!?俺もテメェは許せねぇよ!!いつもいつも邪魔しやがって!!」
ふたりのいつもの口喧嘩……だけど、今日はどちらの味方もしてはいけないような気がした。
「美雪、今日も頑張ろうな。結子の真偽も確かめないといけないし」
私の耳元でささやき、肩にポンッと手を置いて微笑む翔太。
「え、あ……うん」
今となってはその事はどうでもいい。
結子が袴田とつながってるとしたら、どうしてそんな事をするのかという理由を、私も知ってしまったから。
袴田の妹……あゆみちゃんを死なせないために、協力をしているのだろう。
「ふたりとも、無事だったみてぇだな。武司に殺されてなくて安心したぜ」
私達を心配してくれての言葉だろうけど……高広のその言葉は、今の私には素直に受け止められない。
「高広、テメェ……人を殺人鬼みてぇに言うんじゃねぇよ!!テメェだけは……許せねぇ!」
「あぁ!?俺もテメェは許せねぇよ!!いつもいつも邪魔しやがって!!」
ふたりのいつもの口喧嘩……だけど、今日はどちらの味方もしてはいけないような気がした。
「美雪、今日も頑張ろうな。結子の真偽も確かめないといけないし」
私の耳元でささやき、肩にポンッと手を置いて微笑む翔太。
「え、あ……うん」
今となってはその事はどうでもいい。
結子が袴田とつながってるとしたら、どうしてそんな事をするのかという理由を、私も知ってしまったから。
袴田の妹……あゆみちゃんを死なせないために、協力をしているのだろう。



