カラダ探し~第ニ夜~

「明日香!どうやったら『呪い』が解けるの!? 真冬を助けてよ!!」


私の訴えにも、笑顔のままで……ひと筋の涙が頬を伝い地面に落ちる。


明日香は何も答えてくれなかったけど……その口は、何かを言っているように見えた。


「美雪、私達にしかできない事……やろうよ。『呪い』を解けば、真冬ちゃんも事故に遭わない世界になるかもしれない」


私の事を気遣って、励ましてくれる留美子。


「うん」と小さくうなずいて、私は真冬の傷口を押さえ続けていた。












「傷病者はどこですか!?」


「こっちじゃ!早よせんかい!!」


トラックのおじさんが、私達の方に誘導してくれている。


真冬がストレッチャーに乗せられ、救急車に運ばれている後を追いながら、私は留美子に背中を押された。


「後で私も行くから。警察の現場検証が終わったらさ」


「ありがとう……留美子」


真冬と一緒に救急車に乗り込んだ私は、その手をギュッと握り締めて、ただただ祈り続けた。


今日だけの事かもしれない……今日の「カラダ探し」が終わったら、真冬は何事もなかったように家にいる。


だけど……今日の真冬には死んでほしくなかったから。