カラダ探し~第ニ夜~

「真冬ちゃん!聞こえてる!?もうすぐ救急車が来るからね、頑張るんだよ!」


「真冬……死なないで!せっかく昔みたいに仲良くなったのに……死んじゃダメだよ!」


血が止まらないという事は、まだ死んではいないという事だ。


でも……このままだと本当に死んでしまう。


そうやって、必死に声をかけ続けて十数分……遠くからサイレンの音が聞こえ始めた。


「ほら、真冬……聞こえる?救急車が来たよ。もう大丈夫だからね……」


流れ落ちる涙を拭いながら、私は必死に理性を保った。


少しでも気を抜くと、大声で泣き叫んでしまいそうだから。


そうして、真冬に声をかけ続ける私と留美子の視界に、誰かの脚が入ってきた。


騒ぎを聞きつけた野次馬が集まって来たのだろうか。


そっと顔を上げてその姿を見ると、そこにいたのは……。













「ごめんね……ふたりとも、私のカラダを探して」













こんな時に、明日香が「カラダ探し」を頼みにやってきたのだ。


いつもなら、寂しげな表情を浮かべている明日香も、今日は何か異様な雰囲気をかもし出している。