カラダ探し~第ニ夜~

「真冬ちゃんは美雪の事が好きなんだね。嫌になった事とかないの?」


「えー、ないですよ。ずっと仲良しで美雪が大好きですから」


「昨日」までの真冬の言葉とは思えない。


やっぱり「昨日」の変化が、真冬やお母さんの感情にも影響を与えているんだ。


「そう言えば、留美子さんの家はどの辺りなんですか?私達と同じ方向ですけど」


「私の家?国道を渡って最初の交差点を右に曲がってすぐだよ」


「じゃあ、近いんですね!今度うちに遊びに来てくださいよ」


そんな事を話しながら、自転車を押す真冬と留美子。


国道まで歩いたところで、信号はちょうど青になった。


でも、私は履き慣れないミュールのせいで足が痛くて、これ以上歩くのも限界。


やっぱり、スニーカーの方が私には向いている。


先に横断歩道を渡ろうとするふたりの背中を見ながら、慌てて紙袋の中からスニーカーを取り出して、それに履き替えた。


そんな事をしている間に信号は青の点滅。