カラダ探し~第ニ夜~






「美雪はね、眉をちょっと整えて、アイメイクするだけでもかなり変わるよ。まあ、それだけじゃ終わらないけど。ほら、出来上がり」


ショッピングセンター内のファストフード店で、私は留美子と真冬にされるがままにメイクをされていて……足りない物があれば買いに行くという、わけの分からない状況に置かれていた。


あれから一時間、ふたりのおもちゃにされていた私は、ようやく解放されたのだ。


「うわぁ……可愛い!目が大きく見えると、印象が全然違うよね」


「髪もきれいなんだから、ふんわりさせればいいのよ、美雪は。さて、真冬ちゃん……撮影会を始めようか」


「もちろんです」


そう言い、ふたりは携帯電話を取り出して、私にレンズを向ける。


「ちょ……ちょっと待ってよ!私、自分の姿もまだ見てないのに!」


「はいはい、手を下ろして!撮ったら見せてあげるからさ」


カシャカシャという音が、私の目の前にあるふたつの携帯電話から鳴り続ける。


もう……真冬の買い物に来たんじゃなかったの?


どうして私がこんな事を……。


「お、いいね美雪。その照れた表情いただき!」