カラダ探し~第ニ夜~

どこに行く……と、詳しく決めていなかった私達は、近くのショッピングセンターにやってきた。


いろいろ見るなら、そこがちょうど良いという事で。


と言っても、そこくらいしか行く所なんてないんだけど。


「あ、このチュニック可愛い。美雪、おそろいにしようよ」


「えー、真冬はいいけど私には似合わないよ」


どうも、真冬が手にしているようなヒラヒラした服は私は苦手だ。


バーゲンで売ってるようなトレーナーで十分なのに。


「真冬ちゃんだったら、ドルマンチュニックより……このフリルの付いた方が良いんじゃないかな?……って、もう冬になるのにそんなの買うの?」


「だって、美雪はファッションに無頓着なんですよ?平気で部屋着で外に出るし……この機会に、お洒落に目覚めてくれたらなぁって」


「あぁ……確かにそうかもね。素は良いはずなのに、服装でマイナスだよねー」


ふたりして言いたい事を言ってくれて……。


でも、外見よりも機能性だと思うけどなあ。


「よーし!美雪を可愛い女の子に変えちゃおう!」


私自身が望んでもいない留美子の言葉に、真冬はうれしそうな笑顔を浮かべている……。


何か……嫌な予感がした。