コンコン

「はい。どうぞー。」

中から如月大翔の声が…

ガチャ

『し、失礼します。あのクリーニング代渡しにきました!』

「あー水野美那さん!わざわざありがとうね?」

んーやっぱ優しいよね…昨日のニヤって笑ったのは…やっは見間違い?

『いえ…あのおいくらですか?』

「あーまーそこのソファーに座ってー!ほらほら!」

『えっ?!ちょ…あの!』

如月大翔に腕を捕まれソファーに座らされた…

「さて、と水野美那さん!ようこそ生徒会室へ!水野さんには生徒会副会長をやってもらいまーす!」

『えっ?えぇっ?!は?なんでそうなるんですか?!』

「君自分がなにやったかわかってんの?この俺にクレープぶちまけやかって…」

はっ?!え?!今の…如月大翔が言ったの?
あたしの勘は間違ってなかったんだ…

『あーやっぱ嘘臭いと思ってたんだよね…。』

「やっぱお前気づいてたのかよ…めんどくせぇ…。はぁ…まぁいいお前には副会長やってもらうから。」

なんでそーなるの?!

『嫌です!』

「は?何言ってんだ?お前に拒否権など存在しない。」

如月大翔…まさかこんな奴だったとは…。

『なんであたしが?!』

「お前俺にクレープぶちまけたの忘れたのか?」

あ…。そーだった!

「俺が学園のやつらに言ったらどーなるだろうなぁ?」

あー…やばい…これは断れない…。
この学園は如月大翔が支配してるに近い…。

『はぁ…。わかりました。』

「ふっ…これからこきつかいまくってやるよありがたく思え!」

あたし…これからどーなるんだろ…
先が思いやられます…。