「うふふ!おいしーね!」

『うん!またこよーね?』

「もっちろん!」

『あ、でさードンッバチョッ…へ?』

なに?!

話に夢中になってて前に気付かなかったあたし。

そーっと前を見てみると…

『あ…。如月大翔…。』

彼にぶつかってクレープでブレザーを汚してしまったらしい。

「……。」

『え?!あ、ご、ごめんなさい!!!クリーニング代払います!』

「あ、大丈夫だよ?」

ボソ『やっぱ嘘臭い…。』

「今なんて言ったの?」

『え、あ、なんでも…。』

やっぱなんか違う…。

「君…名前は?」

『え、水野美那です。けど?』

「ふーんそっか君が水野さんかーあ、明日の放課後生徒会室に来てくれる?」

なんで?
いい忘れてたけど如月君は生徒会長
全校生徒から推薦されて一年生のときからやってる

『な、なんでですか?』

「ん?クリーニング代払うんだろ?だから明日の放課後生徒会室ね?」

は?明日の放課後?今日渡したらよくない?

『え?今じゃだめですか?』

「うん詳しい値段とかわからないから…ね?」

あーなるほどね

『わ、わかりました…。ホントにすみません。』

「いいよ!また、あした…ね?」

ん?最後ニヤって笑った気がしたんだけど…気のせい?