「遊園地……じゃない?」 「「…………あたりーっ!!」」 絢と春樹はクイズ番組のように正解を言うまで間をあけたけれど、間違える筈がない。 何度もここには来たから。 夢徠を見ると、やっぱり不機嫌だけど、きっとわかっているはず。 「実はね?フリーパスも取っておいたんだ!」 ちらっと私たちに見せる絢。 準備良すぎじゃない?? おかげでね、乗り物には自由に乗れるし、乗り放題だけど。 小さい頃から遊園地が大好きだった私たちにしたら、嬉しいこと。