今まで、夢徠は全然甘えてくるだけで、 私に興味なんてないだろうし……… この幼なじみっていう関係を壊したくなくて、想いを告げることをずっと避けてきた。 それなのに、 今突然言われたって無理だよ。 「あ、絢?い、意味わかんないよ………」 私にそんな勇気ないよ………… 『頑張ってねーっ?』 「ちょっ………」 絢はそれだけ言って電話を切られてしまった。