そんなに俺が許可しないと思っていたのか…………… 玲奈は、ホームルーム中に大きな声で叫んでいた。 「どうした、萩原。」 「い、いえ…………なんでもありません。」 おかげで、玲奈は先生に目をつけられる始末。 くくっ。 アホだろ、玲奈。 「玲奈、バカ。」 思わず口に出てしまった。 「し、仕方ないでしょ?って、絢も春樹も…………」 絢も春樹も声を押し殺して爆笑している。