「ごめん、まだ電話中だった?」 「ううん、大丈夫っ」 夢徠に絢に電話してくるって言ってリビング出てきてから、すごい時間たってるもんねー。 まだ明るかったのに、もう日が落ちてる。 「そっか、良かった……って目、赤くない?なんかあった?」 「へっ?」 私に目線を合わせてしゃがむ夢徠。 ば、バレた?? 「な、なんでもないよっ!」 「本当に?」 まだ、心配そうに私を見てくる。 そんな…… 夢徠との同居生活が終わるのがやだ なんて言えるわけないよ。